アムステルダム市庁舎の参事会室
画家 ピーテル・デ・ホーホ →Interior of the Council Chamber of Amsterdam Town Hall / ティッセン=ボルネミッサ国立美術館(マドリード)
家庭の扉を抜け、町の大広間へ。見物する市民も建物の主役になる。
何が描かれているか
大きな窓から光が差す広間に、市民たちが散らばっています。二人連れは奥の絵を見上げ、犬も室内に入っています。ここは個人の家ではなく、新しく建てられたアムステルダム市庁舎の参事会室です。荘厳な建物を、人々が見物して歩く場所として描いています。
作品の見どころ
高い窓や大きな暖炉、壁の絵に比べると、人は小さく見えます。床の線は奥へ集まり、広間の大きさを強調します。それでも左の開口部には別の明るさがのぞき、家庭の絵で見た「向こうの空間」への関心がここにも続いています。
制作背景
所蔵館によれば、奥の大きな絵はフェルディナント・ボルの作品で、市の役人に清廉さなどの徳を思い起こさせる装飾でした。デ・ホーホの絵は当初の室内装飾を伝える資料でもあります。家庭だけの画家という印象を広げ、都市の誇りと市民の余暇にも目を向けさせる一作です。
作品情報
所蔵
ティッセン=ボルネミッサ国立美術館(マドリード)
出典・画像について
画像:Pieter de Hooch《アムステルダム市庁舎の参事会室》/アムステルダム市庁舎の参事会室 — Pieter de Hooch / Wikimedia Commons / Public Domain Mark 1.0
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