1663〜65年頃
33〜36歳頃

家の裏の中庭の人々

画家 ピーテル・デ・ホーホ →
Figures in a Courtyard behind a House / アムステルダム国立美術館
グラスにレモンを搾る女。その隣でも、庭の家事は続いている。

何が描かれているか

日陰のテーブルで、女がグラスにレモンを搾っています。隣の男は彼女の注意を引こうとしているようです。後ろでは別の女が飲み物を運び、右手前では女中が大きな金属の鍋を磨いています。休息と仕事が、同じ中庭の中に並べられています。

作品の見どころ

レモンは、この小さなやりとりの鍵になるかもしれません。所蔵館は、17世紀にはレモンが恋の熱を冷ますと考えられたことに触れています。女が冷静でいようとしている、という読み方です。ただし、その気持ちまで確かに分かるわけではありません。

制作背景

1663〜65年頃の作品です。明るい庭の壁に対し、人々のいる場所は深い影に沈みます。社交の気配が強まっても、鍋磨きのような日常の動作は消えていません。両方を見比べると、同じ家にいても人によって過ごす時間が違うことに気付きます。

作品情報

材質・技法
油彩ゆさい・カンヴァス
所蔵
アムステルダム国立美術館
目録番号
SK-C-150

出典・画像について

画像:Pieter de Hooch《家の裏の中庭の人々》/家の裏の中庭の人々 — Pieter de Hooch / Rijksmuseum / Public Domain Mark 1.0
画像の出典 / Public Domain Mark 1.0 / 配布元の個別画像・利用条件(画像情報:2026-10-18 確認)
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