玄関で手紙を受け取る女
画家 ピーテル・デ・ホーホ →Man Handing a Letter to a Woman in the Entrance Hall of a House / アムステルダム国立美術館
手紙を受け取る室内から、犬の先に続く運河の町へ。
何が描かれているか
窓辺に座る女へ、男が手紙を差し出しています。女の膝には小さな犬が乗り、もう一匹は開いた玄関の方に立っています。何が書かれた手紙なのかは分かりません。けれども、家の中へ外から知らせが届く瞬間だと伝わってきます。
作品の見どころ
犬の向こうに、運河沿いの道と遊ぶ子が見えます。対岸の建物は日を浴び、さらに右の門にも別の眺めが開きます。女へ差す光から玄関、その先の町へとたどると、室内と外が幾重にもつながっていることに気付きます。
制作背景
1670年の本作は、アムステルダムの運河沿いの住まいを描いています。手紙の場面を人物だけで完結させず、出入口や窓を通じて町まで広げています。中庭で育てた奥行きの工夫が、都市の暮らしを見せる方法にもなっているのです。
出典・画像について
画像:Pieter de Hooch《玄関で手紙を受け取る女》/玄関で手紙を受け取る女 — Pieter de Hooch / Wikimedia Commons / Public Domain Mark 1.0
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