リネン戸棚のそばの女たち
画家 ピーテル・デ・ホーホ →Interior with Women beside a Linen Cupboard / アムステルダム国立美術館
戸棚へ収める白い布と、奥で遊ぶ子。家を切り盛りする仕事を描く。
何が描かれているか
二人の女が大きな戸棚のそばでリネンを扱っています。白い布が暗い家具から浮き上がり、床や椅子、衣服の色と静かに響き合います。奥では子どもが、棒で球を打つ「コルフ」という遊びをしています。家事と遊びが、続き部屋の中で隣り合っています。
作品の見どころ
戸口のさらに向こうには運河沿いの家が見え、日なたの外壁がひときわ明るく輝いています。手前の暗い室内から奥へ、床と扉が眺めをつなぎます。布をたたむ小さな動作の背景に、町の光まで入り込んでいるのが魅力です。
制作背景
当時の家で、リネン戸棚の鍵は家を管理する女主人の手にありました。所蔵館は、この戸棚を家庭の運営に関わる大切な家具と説明しています。1663年の本作では、移住後のアムステルダムの住まいを舞台に、家を整える仕事とその担い手を描いています。
出典・画像について
画像:Pieter de Hooch《リネン戸棚のそばの女たち》/リネン戸棚のそばの女たち — Pieter de Hooch / Wikimedia Commons / Public Domain Mark 1.0
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