中庭の女主人と女中
画家 ピーテル・デ・ホーホ →A Woman and her Maid in a Courtyard / ロンドン・ナショナル・ギャラリー
湯気の立つ鍋を外へ運ぶ。冬の中庭に、台所仕事の続きがある。
何が描かれているか
女中が大きな鍋のそばにかがみ、女主人がその前に立っています。鍋からは湯気が立ち、壁の下には排水のための溝が走っています。ナショナル・ギャラリーは、女中がゆでた魚を取り出しているようだと説明します。外なら湯を捨てやすかったのかもしれません。
作品の見どころ
庭の木は葉を落とし、枝が白い空へ細く伸びています。大きな建物の壁や舗装は冷たく感じられますが、鍋の熱だけは目に見えます。奥の戸口には別の人物も現れ、手前の家事が建物のさらに向こうへつながっていることを知らせます。
制作背景
こうした家庭の場面は、17世紀オランダで人気を集めました。ただし、どの家もこの通りだったという記録ではありません。所蔵館は、デ・ホーホが身近な建物の要素を組み合わせ、整った家庭という理想も重ねたと説明します。排水溝まで描く具体性が、その世界を本当らしくしています。
出典・画像について
画像:Pieter de Hooch《中庭の女主人と女中》/中庭の女主人と女中 — Pieter de Hooch / Wikimedia Commons / Public Domain Mark 1.0
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