ヴァイオリンをテーブルに立てて弾く。運河沿いの庭で楽しむ音楽。
何が描かれているか
中庭に集まった男女のうち、左の女が楽器を弾いています。テーブルの上に縦に置いているため、チェロのようにも見えますが、所蔵館はヴァイオリンと説明しています。右では別の女がくつろぎ、隣の男が笑顔を向けています。
作品の見どころ
テーブルを覆う高価な絨毯や、真珠、光る衣服が、この集まりの豊かさを伝えます。人々のいる場所は日陰ですが、運河の向こうの家々は明るく照らされています。人物から少し離れて背景を見ると、音楽のある場所が町の中に開かれていると分かります。
制作背景
1677年の後期作です。デルフト時代の中庭に比べ、建物の細部よりも、着飾った人々と運河越しの眺めが目を引きます。それでも奥のアーチには、こちらを見ているような人影が残ります。画家が繰り返した戸口の人物が、華やかな集いにも小さな謎を添えています。
出典・画像について
画像:Pieter de Hooch《中庭での音楽の集い》/中庭での音楽の集い — Pieter de Hooch / Wikimedia Commons / Public Domain Mark 1.0
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