1656〜60年頃
26〜31歳頃

食料室の女中と子ども

画家 ピーテル・デ・ホーホ →
A Maid with a Child in a Pantry / アムステルダム国立美術館
水差しをのぞく子どもの横で、家の奥と表へ二つの道が開く。

何が描かれているか

女中が水差しを傾かしけ、幼い子に中を見せています。子どもは長い服を着ていますが、当時は幼い男児もこのような服を着ました。服に付いたひもは、歩き始めの子を大人が支えるためのものです。何気ないやりとりの中に、今とは違う育児の道具が残されています。

作品の見どころ

二人の左には暗い地下室へ下りる入口があり、右には日が差す別室が開いています。右奥の白い光を見てから二人へ戻ると、手前の部屋がずっと薄暗く感じられます。一つの家の中でも光の強さが違うことを、扉と床の境目が教えてくれます。

制作背景

1650年代後半、デ・ホーホは家庭の小さな出来事を描くようになります。この作品では大きな事件を置かず、子どもの好奇心と家の広がりを結び付けました。人物を見る楽しさと、家の中をのぞく楽しさが重なっています。

作品情報

材質・技法
油彩ゆさい・カンヴァス
所蔵
アムステルダム国立美術館
目録番号
SK-A-182

出典・画像について

画像:Pieter de Hooch《食料室の女中と子ども》/食料室の女中と子ども — Pieter de Hooch / Wikimedia Commons / Public Domain Mark 1.0
画像の出典 / Public Domain Mark 1.0 / 配布元の個別画像・利用条件(画像情報:2026-10-18 確認)
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