厩の男と死んだ鳥
画家 ピーテル・デ・ホーホ →A Man with Dead Birds, and Other Figures, in a Stable / ロンドン・ナショナル・ギャラリー
鳥の下に隠された負傷者が、この静かな厩の物語を変える。
何が描かれているか
薄暗い厩で、男が床に積まれた死んだ鳥へ身をかがめています。犬も鼻を寄せ、そのそばでは若い女が赤ん坊を抱いています。狩りの獲物を見せる場面のようですが、人物たちの沈んだ表情は少し気にかかります。
作品の見どころ
実は鳥の下には、負傷した男が描かれています。ナショナル・ギャラリーによれば、鳥は19世紀の加筆です。もとの負傷者は兵士と考えられ、身をかがめた男も、その傷を手当てしていた可能性があります。鳥の山が加わったことで、人々の行動の意味まで変わってしまいました。
制作背景
デ・ホーホは初期に兵士や厩を描いていました。ここでも板壁や出入口がいくつもの四角形をつくり、奥へ続く空間を組み立てています。後の明るい中庭とは印象が違っても、建物と光で人物を包む関心は、すでに見えてきます。
出典・画像について
画像:Pieter de Hooch《厩の男と死んだ鳥》/厩の男と死んだ鳥 — Pieter de Hooch / Wikimedia Commons / Public Domain Mark 1.0
全景の配布画像を比例縮小して使用。色補正や作品内容の切り取りはしていません。現在の作品の状態です。鳥の部分は19世紀の加筆と所蔵館が説明しています。
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