明るい部屋の訪問客。牡蠣と寝台が、集まりの別の意味を示す。
何が描かれているか
窓から光の差す部屋に、着飾った男女が集まっています。腰を下ろす人、立って相手へ身を向ける人がいて、視線や手ぶりがテーブルの周囲を行き交います。奥には天蓋付きの寝台があり、飲食と会話の場所が、そのまま生活の場にもつながっています。
作品の見どころ
ここはオランダの細長い家で通りに面した「フォールハイス」と呼ばれる部屋です。窓の明るさが衣服や床を照らす一方、奥の寝台は影の中に沈みます。明暗を比べながら見ると、ひと部屋の中にも、客を迎える場所と人目の届きにくい場所が生まれています。
制作背景
メトロポリタン美術館は、牡蠣の皿や天蓋付き寝台を手がかりに、ここを娼館の場面と考えています。確定した出来事の記録ではありません。穏やかな室内を描くデ・ホーホが、家庭の美徳だけを題材にしていたわけではないと分かる一作です。
出典・画像について
画像:Pieter de Hooch《訪問》/訪問 — Pieter de Hooch / Wikimedia Commons / CC0 1.0
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