洗濯籠と鳥籠のある手前、酒を楽しむ奥。中庭に二つの時間が流れる。
何が描かれているか
女中が籠と白い水差しを持ち、鳥籠を抱える子と並んでいます。左には水をくむポンプや桶、箒があり、ここが家事の場所だと分かります。奥の東屋では、二人の男と一人の女がテーブルを囲み、酒を楽しんでいます。働く人とくつろぐ人が、一つの庭に同居しています。
作品の見どころ
手前の二人は光の中に立ち、奥の人々は屋根の下の影に収まっています。籠の編み目や白い陶器から始めて、壁際の階段、東屋の柱へと目を移してみてください。物と人が点々と置かれ、広い庭の距離を少しずつつかめます。
制作背景
同じ東屋や壁、階段は、デ・ホーホの別の絵にも登場します。ただし、組み合わせや位置は変わっています。所蔵館は、この変化を実景の忠実な複写ではない証拠として挙げています。見覚えのありそうな町の裏庭を、絵として気持ちよく見えるように組み直しているのです。
出典・画像について
画像:Pieter de Hooch《中庭の女と子ども》/中庭の女と子ども — Pieter de Hooch / Wikimedia Commons / CC0 1.0
全景の配布画像を比例縮小して使用。色補正や作品内容の切り取りはしていません。
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