ひまわりを描くファン・ゴッホ
画家 ポール・ゴーギャン →Vincent van Gogh Painting Sunflowers / ファン・ゴッホ美術館
ゴーギャンが描いた、ひまわりに向かうファン・ゴッホ。友人の肖像であると同時に、絵を描く姿をどう構成するかが見える。
何が描かれているか
ひげのあるファン・ゴッホが横向きに座り、ひまわりの絵に向かっている。画面の左側に花と花瓶、右側に画家の頭と肩が置かれ、その間に筆を持つ手が見える。背景は細かな室内の説明より、大きな色の面でまとめられている。顔を正面から見せる肖像ではなく、制作中の身体と花を一緒に捉えた作品だ。
作品の見どころ
丸い頭、曲がった背中、花の円形を比べてみよう。人物は柔らかな陰影だけでなく、はっきりした輪郭で形を与えられている。花に視線を向けた画家の姿をたどると、見る人も画面の左側へ導かれる。ひまわりが誰の作品にも現れる共通の題材である一方、ここではゴーギャンの色と形の整理の仕方を見られる。
制作背景
1888年12月初め、アルルでの共同生活中に描かれたと、ファン・ゴッホ美術館の学術目録は説明する。二人は同じ環境で働いたが、絵の組み立て方まで同じではなかった。後年のゴーギャンの回想を、その場の会話の確実な記録として読むことはできない。肖像の表情からファン・ゴッホの診断や実際の心理を決めつけず、構図と制作時期を確かめたい。
出典・画像について
画像:ポール・ゴーギャン《ひまわりを描くファン・ゴッホ》/Paul Gauguin / Wikimedia Commons(平面作品の複製)
Commons個別ファイルのPublic domain表示を確認した平面作品の複製。全景を保ちWebPへ比例縮小。国・地域によって扱いが異なります。
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