1425年
年齢不詳

クアラテージ祭壇画さいだんがの四聖人

画家 ジェンティーレ・ダ・ファブリアーノ →
Four Saints from the Quaratesi Polyptych / ウフィツィ美術館
四人の聖人を一枚ずつ描いた、祭壇画の側面画。

何が描かれているか

四枚の板に、マグダラのマリア、聖ニコラウス、洗礼者せんれいしゃヨハネ、聖ゲオルギウスが一人ずつ立つ。手に持つ香油壺つぼ、三つの金の球、荒い毛皮、赤い十字の盾が人物を見分ける手がかりになる。四人の上の尖った部分にも天使や小さな人物が描かれる。聖ニコラウスは司教の杖を持ち、聖ゲオルギウスは甲冑を着る。衣装だけでなく、道具と頭上の絵を手掛かりにすると、それぞれの役割を追いやすい。

作品の見どころ

四人の衣と持ち物は異なるが、背景の金色と細かな装飾がそろっている。横に並べると、元は中央の聖母子せいぼし像を囲んだ祭壇画だったことを想像しやすい。ウフィツィ美術館は、金銀の箔の加工と、床を覆う布に落ちる光の違いを見どころとして挙げる。豪華な衣の模様を見た後、人物の立つ位置や足元の明るさにも注目すると、四枚に共通する作りと違いが分かる。

制作背景

クアラテージ祭壇画は1425年に完成した。ウフィツィ美術館は、四枚がフィレンツェのサン・ニッコロ・オルトラルノ聖堂の主祭壇にあった作品の一部と説明する。もとはフィレンツェのサン・ニッコロ・オルトラルノ聖堂の主祭壇にあった。19世紀初めに祭壇画は分けられ、四聖人の板は1878年に寄贈された。

作品情報

材質・技法
金地の板にテンペラ
所蔵
ウフィツィ美術館(1890 n. 887)
位置づけ
クアラテージ祭壇画で中心の聖母子像を囲んだ四枚の側面画。

出典・画像について

出典:ウフィツィ美術館 作品記録(2026-09-25 確認)
画像:Gentile da Fabriano《クアラテージ祭壇画の四聖人》/Diego Delso, delso.photo, CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons.
画像の出典 / CC BY-SA 4.0(画像情報:2026-09-25 確認)
撮影: Diego Delso / delso.photo。四聖人の全景を縮小し、縮小画像と派生プレビューもCC BY-SA 4.0で提供します。文化財制度の扱いには法域・用途による判断が残ります。
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