何が描かれているか
四枚の板に、マグダラのマリア、聖ニコラウス、洗礼者ヨハネ、聖ゲオルギウスが一人ずつ立つ。手に持つ香油壺、三つの金の球、荒い毛皮、赤い十字の盾が人物を見分ける手がかりになる。四人の上の尖った部分にも天使や小さな人物が描かれる。聖ニコラウスは司教の杖を持ち、聖ゲオルギウスは甲冑を着る。衣装だけでなく、道具と頭上の絵を手掛かりにすると、それぞれの役割を追いやすい。
作品の見どころ
四人の衣と持ち物は異なるが、背景の金色と細かな装飾がそろっている。横に並べると、元は中央の聖母子像を囲んだ祭壇画だったことを想像しやすい。ウフィツィ美術館は、金銀の箔の加工と、床を覆う布に落ちる光の違いを見どころとして挙げる。豪華な衣の模様を見た後、人物の立つ位置や足元の明るさにも注目すると、四枚に共通する作りと違いが分かる。
制作背景
クアラテージ祭壇画は1425年に完成した。ウフィツィ美術館は、四枚がフィレンツェのサン・ニッコロ・オルトラルノ聖堂の主祭壇にあった作品の一部と説明する。もとはフィレンツェのサン・ニッコロ・オルトラルノ聖堂の主祭壇にあった。19世紀初めに祭壇画は分けられ、四聖人の板は1878年に寄贈された。
出典・画像について
画像:Gentile da Fabriano《クアラテージ祭壇画の四聖人》/Diego Delso, delso.photo, CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons.
撮影: Diego Delso / delso.photo。四聖人の全景を縮小し、縮小画像と派生プレビューもCC BY-SA 4.0で提供します。文化財制度の扱いには法域・用途による判断が残ります。
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