カステルフランコの祭壇画
画家 ジョルジョーネ →Pala di Castelfranco / カステルフランコ・ヴェネト大聖堂
教会の壁に囲まれず、風景の中の高い玉座に座る聖母。故郷に残る祭壇画です。
何が描かれているか
高い玉座の聖母子の下に、二人の聖人が立っています。右は修道服のフランチェスコ、左は鎧を着けた聖人です。市と地元の美術館は左を聖ニカシオと説明していますが、聖リベラリスなどと呼ばれてきた歴史もあります。
作品の見どころ
目を引くのは、聖母子のいる場所の高さです。赤い仕切りの上へ顔を出すように、遠くの丘や町が広がっています。幾何学的な床や玉座の整い方と、柔らかくかすむ風景。その二つが一枚の祭壇画に収まっています。
制作背景
武人トゥツィオ・コスタンツォが、息子マッテオを悼む家族の礼拝堂のために注文しました。現在もカステルフランコの大聖堂にあります。制作年には幅があり、市は1503〜1504年頃を示しつつ、さらに早い説も紹介しています。家の紋章を描いた台座にも、依頼主の記憶が込められています。
出典・画像について
画像:Giorgione《カステルフランコの祭壇画》/カステルフランコの祭壇画 — Giorgione / Wikimedia Commons / Public Domain Mark 1.0
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