1504年以降
20代後半〜30代頃

ユディト

画家 ジョルジョーネ →
Judith / エルミタージュ美術館(サンクトペテルブルク)
剣を持つ女性の足元に、切り落とされた首。勝利の後の、奇妙に静かな場面です。

何が描かれているか

ユディトは剣を下へ向け、ホロフェルネスの首に片足を置いています。旧約の物語では、町を脅かす敵将を彼女が討ち取ります。この絵が見せるのは、その激しい最中ではなく、すでに行動を終えた後の姿です。

作品の見どころ

むき出しの脚と剣の硬さ、薄い衣と背後の木の幹。異なる質感が、細長い構図こうずの中で向き合っています。遠くの青い山と、うつむいた穏やかな顔を見てから足元へ戻ると、静けさと残酷さの隔たりがいっそう強く感じられます。

制作背景

エルミタージュは1504年以降の作品とし、もとは板に描かれたものをカンヴァスへ移したと記録しています。館の図録では、かつてラファエロ作とされていた歴史も紹介されています。作者をめぐる見方が変わってきたことも、ジョルジョーネの作品を辿る際の重要な背景です。

作品情報

材質・技法
油彩ゆさい・カンヴァス(板から移行)
所蔵
エルミタージュ美術館(サンクトペテルブルク)
目録番号
95

出典・画像について

出典:ユディト:所蔵館・公的目録(2026-10-19 確認)
画像:Giorgione《ユディト》/ユディト — Giorgione / Wikimedia Commons / Public Domain Mark 1.0
画像の出典 / Public Domain Mark 1.0 / 配布元の個別画像・利用条件(画像情報:2026-10-19 確認)
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