1508〜1509年
30代頃

三人の哲学者

画家 ジョルジョーネ →
Die drei Philosophen / 美術史美術館(ウィーン)
岩陰に集まる三人は、何を見ているのでしょう。道具と光が、考える場をつくっています。

何が描かれているか

暗い岩の前で、若い男が座り、二人の男が立っています。座った男は図形を測る道具を持ち、右の老人は文字のある紙を広げています。年齢も服装も異なる三人が、会話の途中で立ち止まったように見える場面です。

作品の見どころ

左の岩の重い暗さと、奥に開く明るい風景が向き合っています。白い衣の若者と黄色い衣の老人は、それぞれ違う光を受けています。人物の正体だけでなく、三人の間隔や、岩と空の明暗を辿ると、静かな集中を感じさせる構図こうずが見えてきます。

制作背景

1525年の記録に、すでに「三人の哲学者」として登場します。美術史美術館は、ピュタゴラスと二人の師とみる研究を紹介していますが、解釈は一つに定まっていません。近年は、この絵に添えられたラテン語句を記す写本も研究されています。誰が描かれたかに加え、当時どう読まれた絵なのかも探られています。

作品情報

材質・技法
油彩ゆさい・カンヴァス
所蔵
美術史美術館(ウィーン)
目録番号
GG 111

出典・画像について

出典:三人の哲学者:所蔵館・公的目録(2026-10-19 確認)
画像:Giorgione《三人の哲学者》/三人の哲学者 — Giorgione / Wikimedia Commons / Public Domain Mark 1.0
画像の出典 / Public Domain Mark 1.0 / 配布元の個別画像・利用条件(画像情報:2026-10-19 確認)
取得した配布画像の全体を比例縮小。色補正・作品内容の切り取りなし。
間違いを見つけたら、教えてください →

実物を見に行く

まずは国内の美術館から。公式の展示情報を見ながら、行きたい場所を探せます。
国内の美術館を探す →
展示替え・貸出などで作品が展示されていない場合があります。訪問前に展示・開館日・入館方法をご確認ください。