1505〜1510年頃
20代後半〜30代頃

羊飼いの礼拝

画家 ジョルジョーネ →
The Adoration of the Shepherds / ナショナル・ギャラリー(ワシントン)
暗い洞窟の前の小さな礼拝と、明るい風景。左右の対照が、静かな祈りを深めています。

何が描かれているか

右の洞窟の前で、聖母マリアとヨセフが地面の幼子おさなごを見つめています。その前には、杖を持ち、粗末な衣を着た二人の羊飼い。大勢が集まる降誕図ではなく、最初に幼子のもとへ来た人たちの、近くて静かな礼拝が描かれています。

作品の見どころ

右側の岩場の暗さに対して、左側には水辺や家々、山の連なる明るい風景が開いています。聖母とヨセフの衣の輝きも、背景の影に支えられています。人物を見る時間と、遠くへ目を休める時間が、一枚の中でゆっくり切り替わります。

制作背景

以前の所蔵者にちなみ「アレンデールの降誕」とも呼ばれます。ナショナル・ギャラリーは1505〜1510年頃とし、現在はほぼ一致してジョルジョーネ作と認められていると説明しています。《東方三博士とうほうさんはかせの礼拝》と見比べると、同じ幼子への礼拝を、人数や風景の使い方で変えたことが分かります。

作品情報

材質・技法
油彩ゆさい・板
所蔵
ナショナル・ギャラリー(ワシントン)
目録番号
1939.1.289

出典・画像について

出典:羊飼いの礼拝:所蔵館・公的目録(2026-10-19 確認)
画像:Giorgione《羊飼いの礼拝》/羊飼いの礼拝 — Giorgione / Wikimedia Commons / Public Domain Mark 1.0
画像の出典 / Public Domain Mark 1.0 / 配布元の個別画像・利用条件(画像情報:2026-10-19 確認)
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