1506〜1510年
20代後半〜30代頃

日没

画家 ジョルジョーネ →
Il Tramonto (The Sunset) / ナショナル・ギャラリー(ロンドン)
右奥の騎士と竜は、後世の追加。夕景の美しさと、修復の歴史をあわせ持つ絵です。

何が描かれているか

岩や木々に囲まれた前景に、二人の男性がいます。一人は相手の脚へ身を寄せ、奥には水辺と遠い町が見えます。館は、この二人を聖ロクスとその介抱者とする可能性を示していますが、場面の意味は確定していません。

作品の見どころ

近くの暗い岩から、遠くの淡い光へ。距離とともに色が弱まり、風景が空へ溶けていきます。人物の名前が分からなくても、この光の移り変わりを目で辿れます。題名は《日没》ですが、館は夕方とも朝ともとれる風景と説明しています。

制作背景

1930年代に再発見された時点で絵は傷んでおり、その後、何度も修復されました。右奥の聖ゲオルギウスと竜、湖の怪物は、損傷を覆うために加えられた部分です。細部をすべてジョルジョーネの考案とせず、元の部分と後世の手を区別して見る必要があります。

作品情報

材質・技法
油彩ゆさい・カンヴァス
所蔵
ナショナル・ギャラリー(ロンドン)
目録番号
NG6307

出典・画像について

画像:Giorgione《日没》/日没 — Giorgione / Wikimedia Commons / Public Domain Mark 1.0
画像の出典 / Public Domain Mark 1.0 / 配布元の個別画像・利用条件(画像情報:2026-10-19 確認)
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