1616~1617年頃
30代半ば頃

謝肉祭の人々

画家 フランス・ハルス →
Merrymakers at Shrovetide / メトロポリタン美術館
謝肉祭の笑い声が聞こえてきそうな人物画。

何が描かれているか

華やかな衣装を着た中心の人物を、顔を赤らめた若者や道化姿の人々が囲む。食卓には酒や食べ物が置かれ、皆がこちらに近い距離で身を寄せている。題名の謝肉祭は、節制の期間に入る前の祝祭を指す。メトロポリタン美術館は、登場人物の一部を当時の喜劇の役柄と結び付ける。中心の人物も、実在の女性を描いた肖像と決められるわけではない。

作品の見どころ

一人ひとりの顔つきだけでなく、腕や肩の重なりを見てみよう。人物は画面の端まで詰め込まれ、鑑賞する側も輪のすぐ外に立っているように感じる。白い襟、赤い頬、輝く衣の色が暗い背景から浮かび上がる。笑いに引き込まれる一方、誰が誰を見ているのかを追うと、祝祭の場の複雑なやりとりも見えてくる。

制作背景

所蔵館は制作を1616~1617年頃とする。ハルスは市民隊の集団肖像を描く一方で、このような喜劇的な人物像も手がけた。祝祭を絵にすることで、表情、身振り、色の変化を大きく試せる。描かれた人物の身元や性別を現代の見た目だけで断定せず、当時の役柄や変装も含む場面として眺めたい。

作品情報

材質・技法
カンヴァスに油彩ゆさい
所蔵
メトロポリタン美術館(14.40.605)

出典・画像について

出典:メトロポリタン美術館 作品記録(2026-09-26 確認)
画像:Frans Hals《謝肉祭の人々》/The Metropolitan Museum of Art / CC0
画像の出典 / CC0 1.0(画像情報:2026-09-26 確認)
CC0画像。
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