仕事の合間に人々がビールを飲む、繁盛した街。対になる『ジン横丁』と比べると、同じ飲酒を画家がまったく違う物語へ仕立てたことが分かります。
何が描かれているか
通りで職人や商人が杯を持ち、左上では看板を描く画家が働いています。建物の窓にも人が見え、手前には品物が集まっています。右の古びた質屋だけが、周囲の活況から取り残されたようです。
作品の見どころ
杯を掲げる腕、看板へ向かう筆、手前に集まる荷物。仕事と休息がつながって見え、街は順調に回っているようです。これは作者が望ましいものとして組み立てた都市の姿で、ビールの健康効果を証明するものではありません。暮らしの活気を、どのような身振りや物で伝えているかが見どころです。
制作背景
1751年の『ジン横丁』と対になる版画です。この紙はメトロポリタン美術館が所蔵する第3ステート、つまり版に変更を加えた段階のものです。初期の別ステートや後世の復刻とは、細部が同じとは限りません。その違いを保ちながら、対になる街の姿を見比べられます。
作品情報
材質・技法
エッチング、エングレーヴィング(第3ステート)
出典・画像について
画像:William Hogarth《ビール街》/ビール街 — William Hogarth / The Metropolitan Museum of Art / CC0 1.0
取得画像の全範囲を保持。追加の切り出し・色補正・拡大補間なし。縮小派生も同じ全範囲です。版画の紙の余白、文字、版面を保持し、透過していません。
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