選挙 第3場:投票
画家 ウィリアム・ホガース →The Humours of an Election 3: The Polling / サー・ジョン・ソーンズ美術館
国のために手足を失った兵士が、投票の宣誓に使う手をめぐって疑われています。規則を守るはずの場所で、何が公平なのかが分からなくなります。
何が描かれているか
仮設の投票所に人々が並び、票を公に申し出ています。前方の兵士は手足を失っており、聖書へ手を置く宣誓をどう行うかが争われています。奥には担がれて来る人や、記録を取る人もいます。
作品の見どころ
青空の下は穏やかな景色ですが、手前では一人ひとりが無理な姿勢で投票所へ押し寄せています。左には壊れた豪華な馬車。館はこれを国家の比喩と読み、投票所の混乱を、社会全体へ広げて描いたものと説明しています。
制作背景
当時の投票は、現在の秘密投票とは異なる方法でした。この絵は手順の客観的な案内ではなく、票を増やすために人々を動員する両党への風刺です。兵士の身体を笑うのではなく、彼を排除しかねない手続きへ目を向けたい場面です。
出典・画像について
画像:William Hogarth《選挙 第3場:投票》/選挙 第3場:投票 — William Hogarth / Wikimedia Commons / Public Domain Mark 1.0
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