リチャード3世を演じるデイヴィッド・ギャリック
画家 ウィリアム・ホガース →David Garrick as Richard III / ウォーカー・アート・ギャラリー
手を大きく開き、寝台から身を起こす男。歴史上の王の姿を想像しただけでなく、その王を演じる名優の身体を描いた肖像です。
何が描かれているか
俳優デイヴィッド・ギャリックがリチャード3世を演じています。舞台はボズワースの戦いの前夜のテントで、王は殺した者たちの亡霊におびえています。鎧や兜が置かれ、身体の緊張が幕の内側に広がります。
作品の見どころ
驚きは顔だけでなく、開いた指にも、突き出す脚にも、寝台へついた手にも表れています。豪華な衣服も、王の地位を示すだけでなく、急に身を起こす動きを大きく見せています。名優の演技をとらえた肖像は、その一瞬で物語まで伝えます。
制作背景
所蔵館の記録は1745年頃としています。ホガースにとって演劇は、物語を絵で動かすための重要な世界でした。『乞食オペラ』の舞台全体の描写と比べると、ここでは一人の俳優の演技へ、見る人が近づいています。
出典・画像について
画像:William Hogarth《リチャード3世を演じるデイヴィッド・ギャリック》/リチャード3世を演じるデイヴィッド・ギャリック — William Hogarth / Wikimedia Commons / Public Domain Mark 1.0
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