1745年頃
47〜49歳頃

リチャード3世を演じるデイヴィッド・ギャリック

画家 ウィリアム・ホガース →
David Garrick as Richard III / ウォーカー・アート・ギャラリー
手を大きく開き、寝台から身を起こす男。歴史上の王の姿を想像しただけでなく、その王を演じる名優の身体を描いた肖像です。

何が描かれているか

俳優デイヴィッド・ギャリックがリチャード3世を演じています。舞台はボズワースの戦いの前夜のテントで、王は殺した者たちの亡霊におびえています。鎧や兜が置かれ、身体の緊張が幕の内側に広がります。

作品の見どころ

驚きは顔だけでなく、開いた指にも、突き出す脚にも、寝台へついた手にも表れています。豪華な衣服も、王の地位を示すだけでなく、急に身を起こす動きを大きく見せています。名優の演技をとらえた肖像は、その一瞬で物語まで伝えます。

制作背景

所蔵館の記録は1745年頃としています。ホガースにとって演劇は、物語を絵で動かすための重要な世界でした。『乞食オペラ』の舞台全体の描写と比べると、ここでは一人の俳優の演技へ、見る人が近づいています。

作品情報

材質・技法
油彩ゆさい、カンヴァス
所蔵
ウォーカー・アート・ギャラリー

出典・画像について

画像:William Hogarth《リチャード3世を演じるデイヴィッド・ギャリック》/リチャード3世を演じるデイヴィッド・ギャリック — William Hogarth / Wikimedia Commons / Public Domain Mark 1.0
画像の出典 / Public Domain Mark 1.0 / 画像の出典・個別利用条件(画像情報:2026-10-21 確認)
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