主人公は棺の中へ姿を隠し、物語は終わります。それでも周囲の人々は飲み、話し、身支度を続けています。死に直面した人間の反応まで、ホガースは一様にしません。
何が描かれているか
モルの棺を囲んで人々が集まり、その手前で子供が独楽を回しています。棺の銘には名前と年齢、1731年の日付が刻まれていますが、これは物語の中の日付です。版画の刊行年1732年とは異なります。
作品の見どころ
棺を囲んでいても、人々の視線は一つに集まりません。泣く人のそばで、別の人は隣の人物に関心を向け、手前の子供は遊んでいます。一つの葬儀に集まった人々が、それぞれ別の時間を過ごしているようです。
制作背景
全六図の最後です。到着時の挨拶から葬儀まで、モルの周囲には常に他人がいました。連作を戻って見ると、親切らしい仕草や立派らしい役割の裏に何があったかが、最初とは違って見えてきます。
出典・画像について
画像:William Hogarth《娼婦一代記 第6図:葬儀》/娼婦一代記 第6図:葬儀 — William Hogarth / Wellcome Collection / Public Domain Mark 1.0
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