当世風の結婚 第2場:夫婦の朝
画家 ウィリアム・ホガース →Marriage A-la-Mode: 2, The Tête à Tête / ナショナル・ギャラリー(ロンドン)
同じ部屋にいるのに、夫婦のあいだに会話は生まれません。犬が夫のポケットから引き出す小さな布に、昨夜の秘密がのぞいています。
何が描かれているか
夫は疲れ切った姿で椅子に沈み、妻は伸びをしています。小犬が夫のポケットの女性用帽子を引き、横では家令が未払いの請求書を持って立ち去ろうとしています。新婚の室内には、すでに気まずい沈黙が漂います。
作品の見どころ
床には楽器入れと倒れた椅子、暖炉の上には雑多な飾り物があります。建築は整っているのに、物の並びはちぐはぐです。館はそれらに夫婦の不和や趣味の悪さを読み取っています。ただ、昨夜誰と何があったのかまで、細部のすべてが答えてくれるわけではありません。
制作背景
原題の「テット・ア・テット」は親密な二人だけの会話を思わせる言葉です。その題と、互いへ向かわない身体を見比べると皮肉が効いてきます。第一場で結ばれた契約は、心の近さを何も保証していなかったのです。
出典・画像について
画像:William Hogarth《当世風の結婚 第2場:夫婦の朝》/当世風の結婚 第2場:夫婦の朝 — William Hogarth / Wikimedia Commons / Public Domain Mark 1.0
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