1743年頃
45〜46歳頃

当世風の結婚 第2場:夫婦の朝

画家 ウィリアム・ホガース →
Marriage A-la-Mode: 2, The Tête à Tête / ナショナル・ギャラリー(ロンドン)
同じ部屋にいるのに、夫婦のあいだに会話は生まれません。犬が夫のポケットから引き出す小さな布に、昨夜の秘密がのぞいています。

何が描かれているか

夫は疲れ切った姿で椅子に沈み、妻は伸びをしています。小犬が夫のポケットの女性用帽子を引き、横では家令が未払いの請求書を持って立ち去ろうとしています。新婚の室内には、すでに気まずい沈黙が漂います。

作品の見どころ

床には楽器入れと倒れた椅子、暖炉の上には雑多な飾り物があります。建築は整っているのに、物の並びはちぐはぐです。館はそれらに夫婦の不和や趣味の悪さを読み取っています。ただ、昨夜誰と何があったのかまで、細部のすべてが答えてくれるわけではありません。

制作背景

原題の「テット・ア・テット」は親密な二人だけの会話を思わせる言葉です。その題と、互いへ向かわない身体を見比べると皮肉が効いてきます。第一場で結ばれた契約は、心の近さを何も保証していなかったのです。

作品情報

材質・技法
油彩ゆさい、カンヴァス
所蔵
ナショナル・ギャラリー(ロンドン)
目録番号
NG114

出典・画像について

画像:William Hogarth《当世風の結婚 第2場:夫婦の朝》/当世風の結婚 第2場:夫婦の朝 — William Hogarth / Wikimedia Commons / Public Domain Mark 1.0
画像の出典 / Public Domain Mark 1.0 / 画像の出典・個別利用条件(画像情報:2026-10-21 確認)
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