当世風の結婚 第6場:伯爵夫人の死
画家 ウィリアム・ホガース →Marriage A-la-Mode: 6, The Lady’s Death / ナショナル・ギャラリー(ロンドン)
娘の最期に、父はその指から指輪を抜き取ります。第一場で結婚の利益を計算していた手が、最後にも財産へ向かっています。
何が描かれているか
伯爵夫人は父の家に戻り、死を迎えています。床の紙は恋人シルヴァータングの処刑を伝え、乳母は子供を母親の顔へ近づけています。左では父が娘の指輪を外しています。
作品の見どころ
母へ子供を近づける仕草と、指輪を回収する仕草が、死にゆく人の両側に並んでいます。窓の外ではロンドンの日常が続き、室内にも食卓があります。その中で家族の悲劇だけが、時間を止めたようです。豪華な屋敷に始まった六枚の物語は、この狭い部屋に行き着きます。
制作背景
全六場の結末です。館は伯爵夫人の死を、恋人の処刑を知った後の服毒として説明しています。方法の細部よりも、金と地位のために始まった結婚が、夫婦だけでなく子供にも何を残したかを見ると、第一場へ物語がつながります。
出典・画像について
画像:William Hogarth《当世風の結婚 第6場:伯爵夫人の死》/当世風の結婚 第6場:伯爵夫人の死 — William Hogarth / Wikimedia Commons / Public Domain Mark 1.0
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