『乞食オペラ』の一場面
画家 ウィリアム・ホガース →A Scene from The Beggar’s Opera / ナショナル・ギャラリー(ワシントン)
囚人の赤い服が、舞台の中央で目を引きます。これは現実の裁判の記録ではなく、観客まで描き込まれた『乞食オペラ』の一場面です。
何が描かれているか
ジョン・ゲイの劇で、捕らえられた追いはぎマクヒースを、ルーシーとポリーが助けようとする場面です。赤い上着のマクヒースには足枷がつき、両側の女性は、それぞれの父親に命乞いをしています。
作品の見どころ
人物のすぐ後ろには観客が並び、青い幕がその場を包んでいます。主人公に目を留めてから、その背後の人々も見てみましょう。舞台上の事件だけでなく、芝居を楽しむ姿までが絵の題材になっています。
制作背景
人気を集めたこの劇を、ホガースは繰り返し油彩に描きました。ワシントンのナショナル・ギャラリーが所蔵するこの一作は1728〜1729年の作品で、他館にも別のヴァージョンがあります。
出典・画像について
画像:William Hogarth《『乞食オペラ』の一場面》/『乞食オペラ』の一場面 — William Hogarth / National Gallery of Art / Public Domain Mark 1.0
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