自画像の前に、パグがどっしりと座っています。画家は自分の顔だけでなく、本やパレットまで使って、どんな芸術を目指すかを語っています。
何が描かれているか
楕円の自画像が書物に支えられ、その手前に愛犬トランプとパレットがあります。描かれた本人は気取らない服装ですが、周囲の道具が、職業として絵を描く人の自己紹介を作っています。
作品の見どころ
自画像は絵の中の絵で、犬はその手前に座っています。二つを見比べると、平らな肖像の前に奥行きが生まれます。パレットには、ホガースが重視した「美と優雅さの線」。犬と作者の気性を重ねて眺めるのは、館が示す読み方の一つです。
制作背景
1745年の油彩で、所蔵はテートです。ナショナル・ギャラリーの記録には貸与番号で掲載されています。曲線をめぐる考えは、1753年刊行の『美の分析』へもつながり、風刺家であると同時に美の理論を考えた画家の一面を伝えます。
出典・画像について
画像:William Hogarth《画家とパグ》/画家とパグ — William Hogarth / Wikimedia Commons / Public Domain Mark 1.0
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