放蕩一代記 第2場:朝の接見
画家 ウィリアム・ホガース →A Rake’s Progress 2: The Levée / サー・ジョン・ソーンズ美術館
音楽、舞踊、剣術。トムの朝には、上流の暮らしを教える人々が詰めかけます。身につける技芸が増えるほど、彼の周囲にはお金のかかる人間関係も増えていきます。
何が描かれているか
室内着とスリッパ姿のトムが、朝の接見を開いています。小さな楽器を持つ舞踊教師、剣術の構えを見せる男、鍵盤楽器の前の音楽家などが集まり、自分の仕事を売り込んでいます。
作品の見どころ
第一場の控えめな部屋は、広く飾られた室内に変わりました。人々が次々と向き直る先に、主役のトムがいます。けれど、物を差し出し、技芸を教えようとする人々の勢いを見れば、彼は歓迎されると同時に、取り囲まれているようでもあります。
制作背景
ソーンズ美術館は、この朝の接見を、王侯貴族の習慣をまねる新興富裕層への風刺として説明しています。学ぶこと自体よりも、身分の高い人に見せようとするトムの熱心さが、次の散財につながっていきます。
出典・画像について
画像:William Hogarth《放蕩一代記 第2場:朝の接見》/放蕩一代記 第2場:朝の接見 — William Hogarth / Wikimedia Commons / Public Domain Mark 1.0
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