放蕩一代記 第5場:結婚
画家 ウィリアム・ホガース →A Rake’s Progress 5: The Marriage / サー・ジョン・ソーンズ美術館
借金から抜け出すため、トムは富裕な年長の女性と結婚します。誓いの言葉を述べる瞬間にも、彼の目は花嫁以外の人へ向いています。
何が描かれているか
教会でトムが花嫁の手を取り、聖職者が婚礼を進めています。ソーンズ美術館は、彼が財産目当てにこの結婚を選んだ場面と説明しています。奥にはサラと子供がおり、入口で押しとどめられています。
作品の見どころ
前景の犬たちにも、人間の組み合わせを映すような姿があります。祝福される二人から周囲へ目を向けると、視線のずれや奥の騒ぎが気になってきます。立派に進む式の細部にまで、誓いと行動の食い違いがにじんでいます。
制作背景
前の場面でサラが差し出した助けを、トムは新しい生き方につなげませんでした。第一場にもあった、結婚と金をめぐる選択が、今度は教会で繰り返されます。新たな財産を手に入れても、物語は好転しません。
出典・画像について
画像:William Hogarth《放蕩一代記 第5場:結婚》/放蕩一代記 第5場:結婚 — William Hogarth / Wikimedia Commons / Public Domain Mark 1.0
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