放蕩一代記 第7場:債務者監獄
画家 ウィリアム・ホガース →A Rake’s Progress 7: The Prison / サー・ジョン・ソーンズ美術館
監獄に入っても、トムへの支払いの催促は終わりません。自由を買い戻すために書いた戯曲さえ、採用されずに戻ってきています。
何が描かれているか
借金を返せないトムはフリート監獄に入っています。看守や飲み物を運ぶ少年は代金を求め、妻も怒っています。訪ねてきたサラは倒れ、子供がその服を引いています。
作品の見どころ
左のトムと右で倒れるサラのあいだに、一人の浪費が周囲へ及ぼした苦しみが広がっています。床には紙が散り、戯曲の却下状もあります。奥には何かを試す人物の姿。皆が出口を探しながら、狭い部屋から抜け出せずにいるようです。
制作背景
当時の債務者監獄では、収容中の食事や生活にも費用が必要でした。館の解説を知ると、金がないため入った場所で、なお金を求められる皮肉が分かります。財産で始まった物語は、生活の最低限さえ買えない状態に至ります。
出典・画像について
画像:William Hogarth《放蕩一代記 第7場:債務者監獄》/放蕩一代記 第7場:債務者監獄 — William Hogarth / Wikimedia Commons / Public Domain Mark 1.0
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