1903年
36歳頃

青騎士

画家 ワシリー・カンディンスキー
The Blue Rider (Der Blaue Reiter) / E.G.ビュールレ財団
騎手と風景をまだ読める形で残しながら、色と筆触が速度を作る初期の転換点。

何が描かれているか

緑の丘を白い馬の騎手が駆け抜け、青い影と木々が斜めの動きを囲む。
題名は《青騎士》。形を一つずつ探すだけでなく、色の広がり、線の方向、空白の配分を追うと、画面がどの順序で見えるよう組み立てられたかが分かる。

作品の見どころ

騎手と風景をまだ読める形で残しながら、色と筆触が速度を作る初期の転換点。
近くでは筆触や色面の境界を、少し離れてからは全体の重心を見るとよい。写実から離れた部分も省略ではなく、視線の速度や強弱を調整する積極的な選択として働く。視線を往復させると、形の反復と差がより明確になる。

制作背景

1903年の作品。E.G.ビュールレ財団の記録を基準に、技法は「油彩ゆさい、カンヴァス」として整理した。制作年に幅がある場合は、所蔵先の表記を保ち、単年へ決めつけていない。
原題は「The Blue Rider (Der Blaue Reiter)」。後の様式名だけで説明を終えず、この時点で画家が何を残し、何を変えたかに注目する。作品から直接読めない心理や象徴は断定していない。

作品情報

材質・技法
油彩、カンヴァス
所蔵
E.G.ビュールレ財団
位置づけ
騎手と風景をまだ読める形で残しながら、色と筆触が速度を作る初期の転換点。

出典・画像について

出典:E.G.ビュールレ財団 コレクション2026-09-14 確認)
画像:Wassily Kandinsky青騎士》/青騎士 — Wassily Kandinsky / Wikimedia Commons
画像の出典 / Public Domain Mark(画像情報:2026-09-14 確認)
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この画家について本で読む

カンディンスキー 世界は鳴りひびく
宇都宮美術館ほか 編 / マイブックサービス
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