1887〜1888年
23歳頃

サーカス・フェルナンドの女曲馬師

画家 アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック
Equestrienne (At the Circus Fernando) / シカゴ美術館
円形の舞台を大きく切り取り、馬と人物の動きを素早い輪郭りんかくと空白で組み立てた。

何が描かれているか

白い馬に立つ曲馬師、鞭を持つ調教師、円形の演技場が大胆な斜線で結ばれる。
題名は《サーカス・フェルナンドの女曲馬師》。人物や物の名前だけでなく、画面の切れ方、視線の向き、色のまとまりを追うと、何が強調されているかが分かる。

作品の見どころ

円形の舞台を大きく切り取り、馬と人物の動きを素早い輪郭と空白で組み立てた。
近くでは輪郭と筆触の速さを、少し離れてからは人物や色面の間隔を見るとよい。写実から離れた部分も単なる省略ではなく、視線の移動と画面の強弱を調整する選択として働く。見える事実と解釈を分けて読むと、作品固有の工夫がつかみやすい。

制作背景

1887〜1888年の作品。シカゴ美術館の記録を基準に、技法は「油彩ゆさい、カンヴァス」として整理した。制作年に幅がある場合は所蔵先の表記を保ち、単年へ決めつけていない。
原題は「Equestrienne (At the Circus Fernando)」。様式名や画家の逸話いつわだけで説明を終えず、この時点で何を観察し、どのように画面へ変えたかに注目する。作品から直接読めない心理、関係、象徴は断定していない。

作品情報

材質・技法
油彩、カンヴァス
所蔵
シカゴ美術館
位置づけ
円形の舞台を大きく切り取り、馬と人物の動きを素早い輪郭と空白で組み立てた。

出典・画像について

出典:シカゴ美術館 作品記録・解説2026-09-14 確認)
画像:Henri de Toulouse-Lautrecサーカス・フェルナンドの女曲馬師》/サーカス・フェルナンドの女曲馬師 — Henri de Toulouse-Lautrec / Wikimedia Commons
画像の出典 / Public Domain Mark(画像情報:2026-09-14 確認)
Public Domain表示の画像です。扱いは国・地域によって異なります。
間違いを見つけたら、教えてください →
アフィリエイトリンク|このリンクから購入されると、運営者に報酬が入ることがあります。

この画家について本で読む

「不在」トゥールーズ=ロートレック
三菱一号館美術館 著・編・監修/安井裕雄 監修/小林エリカ 著 / 青幻舎
ロートレックが手元に残した作品群を軸に、世紀末パリと女性たちへのまなざしを136点の図版でたどれる一冊です。
楽天ブックスで見る →