1889〜1890年
25歳頃

ムーラン・ルージュの踊り

画家 アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック
At the Moulin Rouge: The Dance / フィラデルフィア美術館
踊りの最中ではなく練習に近い一瞬を選び、り場を観客と演者が交わる現代生活として示した。

何が描かれているか

ダンスホールの中央で男性と女性が踊り、帽子姿の客たちが輪を作って見守る。
題名は《ムーラン・ルージュの踊り》。人物や物の名前だけでなく、画面の切れ方、視線の向き、色のまとまりを追うと、何が強調されているかが分かる。

作品の見どころ

踊りの最中ではなく練習に近い一瞬を選び、盛り場を観客と演者が交わる現代生活として示した。
近くでは輪郭りんかくと筆触の速さを、少し離れてからは人物や色面の間隔を見るとよい。写実から離れた部分も単なる省略ではなく、視線の移動と画面の強弱を調整する選択として働く。見える事実と解釈を分けて読むと、作品固有の工夫がつかみやすい。

制作背景

1889〜1890年の作品。フィラデルフィア美術館の記録を基準に、技法は「油彩ゆさい、カンヴァス」として整理した。制作年に幅がある場合は所蔵先の表記を保ち、単年へ決めつけていない。
原題は「At the Moulin Rouge: The Dance」。様式名や画家の逸話いつわだけで説明を終えず、この時点で何を観察し、どのように画面へ変えたかに注目する。作品から直接読めない心理、関係、象徴は断定していない。

作品情報

材質・技法
油彩、カンヴァス
所蔵
フィラデルフィア美術館
位置づけ
踊りの最中ではなく練習に近い一瞬を選び、盛り場を観客と演者が交わる現代生活として示した。

出典・画像について

画像:Henri de Toulouse-Lautrecムーラン・ルージュの踊り》/ムーラン・ルージュの踊り — Henri de Toulouse-Lautrec / Wikimedia Commons
画像の出典 / Public Domain Mark(画像情報:2026-09-14 確認)
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この画家について本で読む

「不在」トゥールーズ=ロートレック
三菱一号館美術館 著・編・監修/安井裕雄 監修/小林エリカ 著 / 青幻舎
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