画家仲間の特徴を短時間の線と色で捉え、背景まで人物の緊張を伝える肖像にした。
何が描かれているか
横顔で座るゴッホが、黄、青、赤の細かな線が重なる明るい背景の前に描かれる。
題名は《フィンセント・ファン・ゴッホの肖像》。人物や物の名前だけでなく、画面の切れ方、視線の向き、色のまとまりを追うと、何が強調されているかが分かる。
作品の見どころ
画家仲間の特徴を短時間の線と色で捉え、背景まで人物の緊張を伝える肖像にした。
近くでは輪郭と筆触の速さを、少し離れてからは人物や色面の間隔を見るとよい。写実から離れた部分も単なる省略ではなく、視線の移動と画面の強弱を調整する選択として働く。見える事実と解釈を分けて読むと、作品固有の工夫がつかみやすい。
制作背景
1887年の作品。ファン・ゴッホ美術館の記録を基準に、技法は「パステル、厚紙」として整理した。制作年に幅がある場合は所蔵先の表記を保ち、単年へ決めつけていない。
原題は「Portrait of Vincent van Gogh」。様式名や画家の逸話だけで説明を終えず、この時点で何を観察し、どのように画面へ変えたかに注目する。作品から直接読めない心理、関係、象徴は断定していない。
作品情報
位置づけ
画家仲間の特徴を短時間の線と色で捉え、背景まで人物の緊張を伝える肖像にした。
出典・画像について
画像:Henri de Toulouse-Lautrec《フィンセント・ファン・ゴッホの肖像》/フィンセント・ファン・ゴッホの肖像 — Henri de Toulouse-Lautrec / Wikimedia Commons
Public Domain表示の画像です。扱いは国・地域によって異なります。
間違いを見つけたら、教えてください →アフィリエイトリンク|このリンクから購入されると、運営者に報酬が入ることがあります。
この画家について本で読む
「不在」トゥールーズ=ロートレック
三菱一号館美術館 著・編・監修/安井裕雄 監修/小林エリカ 著 / 青幻舎
ロートレックが手元に残した作品群を軸に、世紀末パリと女性たちへのまなざしを136点の図版でたどれる一冊です。
楽天ブックスで見る →