1887年
22〜23歳頃

フィンセント・ファン・ゴッホの肖像

画家 アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック
Portrait of Vincent van Gogh / ファン・ゴッホ美術館
画家仲間の特徴を短時間の線と色で捉え、背景まで人物の緊張を伝える肖像にした。

何が描かれているか

横顔で座るゴッホが、黄、青、赤の細かな線が重なる明るい背景の前に描かれる。
題名は《フィンセント・ファン・ゴッホの肖像》。人物や物の名前だけでなく、画面の切れ方、視線の向き、色のまとまりを追うと、何が強調されているかが分かる。

作品の見どころ

画家仲間の特徴を短時間の線と色で捉え、背景まで人物の緊張を伝える肖像にした。
近くでは輪郭りんかくと筆触の速さを、少し離れてからは人物や色面の間隔を見るとよい。写実から離れた部分も単なる省略ではなく、視線の移動と画面の強弱を調整する選択として働く。見える事実と解釈を分けて読むと、作品固有の工夫がつかみやすい。

制作背景

1887年の作品。ファン・ゴッホ美術館の記録を基準に、技法は「パステル、厚紙」として整理した。制作年に幅がある場合は所蔵先の表記を保ち、単年へ決めつけていない。
原題は「Portrait of Vincent van Gogh」。様式名や画家の逸話いつわだけで説明を終えず、この時点で何を観察し、どのように画面へ変えたかに注目する。作品から直接読めない心理、関係、象徴は断定していない。

作品情報

材質・技法
パステル、厚紙
所蔵
ファン・ゴッホ美術館
位置づけ
画家仲間の特徴を短時間の線と色で捉え、背景まで人物の緊張を伝える肖像にした。

出典・画像について

画像:Henri de Toulouse-Lautrecフィンセント・ファン・ゴッホの肖像》/フィンセント・ファン・ゴッホの肖像 — Henri de Toulouse-Lautrec / Wikimedia Commons
画像の出典 / Public Domain Mark(画像情報:2026-09-14 確認)
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この画家について本で読む

「不在」トゥールーズ=ロートレック
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