美徳と悪徳の寓意
画家 ロレンツォ・ロット →Allegory of Virtue and Vice / ナショナル・ギャラリー・オブ・アート(ワシントン)
木を境に、険しい坂道と酒のある木陰が分かれます。これは司教の肖像を覆っていた、小さな寓意画です。
何が描かれているか
中央の木の下に、紋章の盾と小さな子どもがいます。左には本や道具、急な斜面。その先の明るい空には翼のある人物が見えます。右ではサテュロスが器を持ち、遠くの海は暗く荒れています。左右を行き来すると、同じ風景の中に違う道が用意されています。
作品の見どころ
美徳と悪徳という抽象的な言葉が、坂の険しさや木陰のくつろぎとして描かれています。左の白い翼と右の荒れた海、地面に散らばる道具と器。それぞれを探すうちに、風景の細部が人の生き方を考える手がかりになります。
制作背景
《ベルナルド・デ・ロッシ司教の肖像》の蓋として作られました。中央の盾はロッシ家と結びつきます。顔を覆う側に、何を選んで生きるかという題材が置かれていたのです。絵を覆ったり開いたりする、当時の楽しみ方も伝わります。
作品情報
所蔵
ナショナル・ギャラリー・オブ・アート(ワシントン)
出典・画像について
画像:Lorenzo Lotto《美徳と悪徳の寓意》/美徳と悪徳の寓意 — Lorenzo Lotto / National Gallery of Art / CC0 1.0
取得した全景を保持。作品内容の切り取り・色補正・拡大補間なし。原画像バイトを保全し、縮小派生も全景を保持します。
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