1523年
43歳頃(概算)

マルシリオ・カッソッティと妻ファウスティーナ

画家 ロレンツォ・ロット →
Marsilio Cassotti and his Wife Faustina / プラド美術館(マドリード)
指輪を渡す二人の後ろで、キューピッドが木の枠を肩にかけています。婚礼の肖像に、もう一人の登場人物がいます。

何が描かれているか

マルシリオとファウスティーナが並び、二人の手が中央で重なっています。黒い服と赤い服、帽子と髪飾りが、それぞれの姿を際立たせます。後ろの翼のある少年はキューピッドで、二人の肩をまたぐ木の軛を支えています。

作品の見どころ

顔を見たあと、手と肩をつないで眺めてみてください。指輪のやり取りで結ばれる手、その上で共にかかる軛。婚礼の結びつきが、二つの違う形で見えてきます。キューピッドのいたずらっぽい顔も、正装した二人とは違う調子を添えています。

制作背景

1523年の婚礼肖像です。共同展の公式資料は、ロットが横長の構成や象徴的な持ち物を用い、夫婦の肖像に新しい広がりを与えたことを取り上げています。この絵でも、二人を似せて描くことと、二人の関係を物語ることが、一つになっています。

作品情報

材質・技法
油彩ゆさい・カンヴァス
所蔵
プラド美術館(マドリード)

出典・画像について

画像:Lorenzo Lotto《マルシリオ・カッソッティと妻ファウスティーナ》/マルシリオ・カッソッティと妻ファウスティーナ — Lorenzo Lotto / Wikimedia Commons(忠実な二次元複製) / Public Domain Mark 1.0
画像の出典 / Public Domain Mark 1.0 / 画像の出典・個別利用条件(画像情報:2026-10-20 確認)
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