磔刑(モンテ・サン・ジュスト)
画家 ロレンツォ・ロット →Crocifissione di Monte San Giusto / サンタ・マリア・デッラ・ピエタ・イン・テルシアーノ聖堂(モンテ・サン・ジュスト)
高い十字架の下では、人々が走り、見上げ、倒れた人を支えています。一つの出来事を、違う高さから見せる大作です。
何が描かれているか
上方には十字架上のキリストと二人の罪人。その下に騎馬や群衆が入り交じり、最前部では聖母が支えられています。まず上から下へ、次に下から上へ眺めてみてください。遠い十字架と、手が届きそうな人々とでは、同じ事件の感じ方が変わります。
作品の見どころ
人の腕、馬の首、槍の線がいくつもの方向へ動いています。その中で、倒れた聖母を支える一群は、体を寄せ合うまとまりを作っています。痛みを一人の表情だけに集めず、大勢の身ぶりや距離によって伝えているところが見どころです。
制作背景
ニッコロ・ボナフェーデの注文による祭壇画です。年代には1529年、1531年などの説があり、年記の末尾が後世に手を加えられていたという調査もあります。公式案内の幅を踏まえて1529〜1534年頃としました。州目録は支持体を技法欄で板、本文でカンヴァスと記し、その不一致も残しています。
作品情報
材質・技法
油彩(支持体の資料表記に差がある)
所蔵
サンタ・マリア・デッラ・ピエタ・イン・テルシアーノ聖堂(モンテ・サン・ジュスト)
資料上の留保
年記末尾に後補の指摘。州目録の支持体表記にも差がある。
出典・画像について
画像:Lorenzo Lotto《磔刑(モンテ・サン・ジュスト)》/磔刑(モンテ・サン・ジュスト) — Lorenzo Lotto / Sailko / CC BY 3.0
取得した全景を保持。作品内容の切り取り・色補正・拡大補間なし。原画像バイトを保全し、縮小派生も全景を保持します。 表示では作品・額の外側の撮影背景と、複数面の間の余白だけを輪郭に沿って透過しています。絵の色・欠損の後補・全場面を保ち、元画像の画素は変更していません。
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