ジョヴァンニ・デッラ・ヴォルタと妻子の肖像
画家 ロレンツォ・ロット →Portrait of Giovanni della Volta with his Wife and Children / ナショナル・ギャラリー(ロンドン)
敷物をかけた卓の周りで、家族がサクランボをやり取りしています。子どもの手の動きが、四人を結びつけます。
何が描かれているか
左に母と娘、右に父と幼い息子がいます。母と娘の間にはサクランボがあり、息子は父の手から下がる実へ腕を伸ばしています。全員が同じ姿勢で並ぶのではなく、食べ物を介した違う動作によって、一つの家族の場面が作られています。
作品の見どころ
卓には、赤い地に幾何学的な模様のある敷物がかかっています。こうした敷物は、ロットの作品との関係から「ロット絨毯」とも呼ばれます。本人が織ったという意味ではありません。柔らかな服や子どもの肌と、敷物の細かな模様を見比べるのも楽しいところです。
制作背景
ロットの記録には、1547年9月に完成していた絵を家主ジョヴァンニへ渡したことが残っています。家賃に充てた可能性はありますが、所蔵館も確定とはしていません。家族の親しげな身ぶりと、画家の住まいや支払いの記録が、一枚の肖像を通してつながります。
出典・画像について
画像:Lorenzo Lotto《ジョヴァンニ・デッラ・ヴォルタと妻子の肖像》/ジョヴァンニ・デッラ・ヴォルタと妻子の肖像 — Lorenzo Lotto / Wikimedia Commons(忠実な二次元複製) / Public Domain Mark 1.0
取得した全景を保持。作品内容の切り取り・色補正・拡大補間なし。原画像バイトを保全し、縮小派生も全景を保持します。
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