ルチーナ・ブレンバーティの肖像
画家 ロレンツォ・ロット →Ritratto di Lucina Brembati / アッカデミア・カッラーラ(ベルガモ)
夜空の月に、小さな「CI」の文字。モデルの名前を、絵の中で解くことができます。
何が描かれているか
真珠、金の飾り、ふくらんだ袖、華やかな頭飾り。ルチーナ・ブレンバーティは、装いの細部まで描き込まれています。胸元へ置いた左手には指輪が見え、その背後の暗い空には小さな月があります。顔だけでなく、周囲にも身元を知る印が隠れています。
作品の見どころ
月を意味するイタリア語「luna」に「CI」を入れると、「Lucina」という名前になります。指輪の紋章も、ブレンバーティ家との結びつきを示します。所蔵館と展覧会の解説が示すこうした手がかりを知ると、装飾だったものが、人物を紹介する言葉として見えてきます。
制作背景
1521〜1523年頃の肖像で、ロットがベルガモで注文を受けていた時期の仕事です。装身具は贅沢を見せるだけでなく、その人を特定する役割も果たしています。月の小ささと胸元の大きな手を見比べると、隠した情報と目立たせた情報の取り合わせが楽しめます。
出典・画像について
画像:Lorenzo Lotto《ルチーナ・ブレンバーティの肖像》/ルチーナ・ブレンバーティの肖像 — Lorenzo Lotto / Wikimedia Commons(忠実な二次元複製) / Public Domain Mark 1.0
取得した全景を保持。作品内容の切り取り・色補正・拡大補間なし。原画像バイトを保全し、縮小派生も全景を保持します。
間違いを見つけたら、教えてください →実物を見に行く
まずは国内の美術館から。公式の展示情報を見ながら、行きたい場所を探せます。
国内の美術館を探す →展示替え・貸出などで作品が展示されていない場合があります。訪問前に展示・開館日・入館方法をご確認ください。