神殿奉献
画家 ロレンツォ・ロット →Presentazione di Gesù al tempio / サンタ・カーサ教皇庁美術館(ロレート)
小さな幼子を囲む人々の上に、広い建築が立ち上がります。ロットの晩年へ、色と距離の変化をたどれる作品です。
何が描かれているか
マリアとヨセフが幼子イエスを神殿へ連れてきた場面です。白い布のある祭壇の周囲に人々が集まり、階段は手前へ広がっています。人物の頭上には柱と暗い奥行きがあり、小さな幼子をめぐる出来事が、大きな建築の下に置かれています。
作品の見どころ
若い時期の祭壇画の鮮やかな色を思い出してから、この絵の茶や灰色、白を眺めてみてください。強い色を探すより、白い布と階段、人々の並びの間隔をたどる見方ができます。幼子を見守る場面が、建築に囲まれた静かな集まりとして広がっています。
制作背景
ロットがロレートへ移ったあとの晩年作です。所蔵館は作品票で1552〜1556年頃、展示室の解説では1555〜1556年としています。聖堂の聖歌隊席に関係する仕事として伝わり、各地の依頼主を渡り歩いた画家の生涯を、最後の土地から見渡せる作品です。
出典・画像について
画像:Lorenzo Lotto《神殿奉献》/神殿奉献 — Lorenzo Lotto / Wikimedia Commons(忠実な二次元複製) / Public Domain Mark 1.0
取得した全景を保持。作品内容の切り取り・色補正・拡大補間なし。原画像バイトを保全し、縮小派生も全景を保持します。
間違いを見つけたら、教えてください →実物を見に行く
まずは国内の美術館から。公式の展示情報を見ながら、行きたい場所を探せます。
国内の美術館を探す →展示替え・貸出などで作品が展示されていない場合があります。訪問前に展示・開館日・入館方法をご確認ください。