サン・ドメニコの多翼祭壇画
画家 ロレンツォ・ロット →Polittico di San Domenico / ヴィッラ・コッロレード・メルス市立美術館(レカナーティ)
金色の枠で六つに分かれていても、建築や人の向きは隣の絵へつながっています。若いロットの大きな祭壇画です。
何が描かれているか
中央下の聖母子を、左右の聖人たちが囲んでいます。最上部には、亡くなったキリストを抱える人々。金色の柱が絵を分けていますが、下段の建築や床の見え方を追うと、それぞれの人物が一つの場所に集まっているように感じられます。
作品の見どころ
中央をよく見ると、聖母子の手前に二人の小さな天使がいます。上の悲しみの場面と、下の明るい聖母子を、まず別々に眺めてみてください。細かな仕切りのある形式の中でも、人物の大きさ、視線、建築の奥行きが、見る順番をゆるやかに導きます。
制作背景
1506年の注文を受け、1508年に完成しました。レカナーティのサン・ドメニコ聖堂のための作品です。ここに見えるのは現存する六面で、もとの下部の連続画は散逸しています。現在のまとまりを、制作当初の祭壇全体と同一視しないことも大切です。
作品情報
所蔵
ヴィッラ・コッロレード・メルス市立美術館(レカナーティ)
現存状態
6面がまとまって残る。もとの下部画は散逸。
出典・画像について
画像:Lorenzo Lotto《サン・ドメニコの多翼祭壇画》/サン・ドメニコの多翼祭壇画 — Lorenzo Lotto / Sailko / CC BY 3.0
取得した全景を保持。作品内容の切り取り・色補正・拡大補間なし。原画像バイトを保全し、縮小派生も全景を保持します。 表示では作品・額の外側の撮影背景と、複数面の間の余白だけを輪郭に沿って透過しています。絵の色・欠損の後補・全場面を保ち、元画像の画素は変更していません。
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