聖母の上に、十五枚の小さな丸い絵が並びます。大きな祭壇画そのものが、祈りながら物語をたどる仕組みです。
何が描かれているか
聖母子を囲んで聖人たちが集まっています。頭上の薔薇の茂みには、キリストとマリアの生涯を描く十五の円形画。その下では、聖母がロザリオを差し出し、幼子は聖人の持つ町の模型へ体を伸ばしています。大きな人物と小さな物語が一枚に組み合わされています。
作品の見どころ
丸い絵には、受胎告知、磔刑、復活など、祈りの中で思い巡らす出来事が描かれています。足元には薔薇の花びらを扱う子どもたちもいます。上の円を順にたどったあと、中央の手の動きや下の遊ぶような動きへ戻ると、違う速さで絵を楽しめます。
制作背景
チンゴリのドメニコ会聖堂のために注文され、1539年に完成しました。地元の守護聖人が町の模型を捧げることも、土地との結びつきを伝えます。現在の公式案内では市庁舎の紋章の間での展示が示されており、制作時の聖堂とは区別しています。
出典・画像について
画像:Lorenzo Lotto《ロザリオの聖母》/ロザリオの聖母 — Lorenzo Lotto / Wikimedia Commons(忠実な二次元複製) / Public Domain Mark 1.0
取得した全景を保持。作品内容の切り取り・色補正・拡大補間なし。原画像バイトを保全し、縮小派生も全景を保持します。 表示では作品・額の外側の撮影背景と、複数面の間の余白だけを輪郭に沿って透過しています。絵の色・欠損の後補・全場面を保ち、元画像の画素は変更していません。
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