ベルナルド・デ・ロッシ司教の肖像
画家 ロレンツォ・ロット →Ritratto di Bernardo de’ Rossi / カポディモンテ美術館(ナポリ)
赤い肩衣の司教が、巻いた文書を手にこちらを見ています。この肖像には、絵で描かれた「蓋」がありました。
何が描かれているか
トレヴィーゾの司教ベルナルド・デ・ロッシです。緑の幕の前に半身を置き、目をこちらへ向けています。肩を覆う赤い布は、細かなひだよりも大きな面として目に入ります。顔、白い襟、文書を握る手が、その赤の中から浮かんできます。
作品の見どころ
まず手の位置を見てみてください。巻いた文書は体の外へ大きく差し出されず、体の前で握られています。顔の輪郭や指の節まで細かく描かれる一方、背景にはほとんど物がありません。持ち物を一つに絞ることで、その小さな形がよく見えます。
制作背景
1505年の初期作で、もとは《美徳と悪徳の寓意》がこの肖像を覆う蓋になっていました。蓋には人物の顔ではなく、険しい坂や酒を飲むサテュロスが描かれています。二枚を並べると、公的な姿を示す肖像と、人の選択を語る寓意を組み合わせた仕掛けがわかります。
出典・画像について
画像:Lorenzo Lotto《ベルナルド・デ・ロッシ司教の肖像》/ベルナルド・デ・ロッシ司教の肖像 — Lorenzo Lotto / Wikimedia Commons(忠実な二次元複製) / Public Domain Mark 1.0
取得した全景を保持。作品内容の切り取り・色補正・拡大補間なし。原画像バイトを保全し、縮小派生も全景を保持します。
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