1465–1474年(部屋全体の装飾期間)
34〜43歳頃
写真:Sailko · CC BY 3.0

宮廷(夫婦の間・北壁)

画家 アンドレア・マンテーニャ →
La Corte di Ludovico Gonzaga, Camera Picta / ドゥカーレ宮殿、マントヴァ(サン・ジョルジョ城)
天井を見上げたあと、壁へ目を移す。侯の家族と廷臣が、描かれた幕の向こうに現れる。

何が描かれているか

マントヴァ侯ルドヴィーコ・ゴンザーガが手紙を持って座り、隣に妻バルバラがいる。二人を子どもや廷臣が囲む、宮殿の《夫婦の間》に描かれた場面である。
椅子の下には犬が伏せ、右側にはさらに立つ人々が続く。上から開く金色の幕と、木々が見える欄干が、集団を一つの場所にまとめている。

作品の見どころ

実際の窓や暖炉と、絵の中の柱や幕を見比べたい。壁に描く建築が本物の設備の近くへ続き、人物たちが部屋の外側にいるような奥行きを作る。
家族の顔を大きく写す写真だけでは、右の廷臣や建築との関係が分かりにくい。天井の円い開口部とも比べると、部屋を上下から広げる仕組みを追える。

制作背景

館は部屋全体の装飾を1465〜1474年とする。マンテーニャはゴンザーガ家の宮廷画家で、ここでは神話の人物だけでなく、実在の家族を肖像として描いた。
文化財総目録は、手紙をミラノ公の病気に関わる知らせと読む説を紹介するが、確定とはしない。家族をたたえる壁画と、出来事をそのまま記録した絵とは区別して見たい。
画像と年代について
部屋全体の装飾期間を表示しています。写真は北壁の上部と人物群で、室内全体や壁の最下部を含みません。一部人物の同定と手紙の内容には諸説があります。

作品情報

材質・技法
壁画(フレスコを含む室内装飾)
作者
アンドレア・マンテーニャ
所蔵
ドゥカーレ宮殿、マントヴァ(サン・ジョルジョ城)
目録番号
夫婦の間・北壁(独立した所蔵番号は確認できず)
寸法
北壁の場面単独の寸法は確認できず

出典・画像について

画像:アンドレア・マンテーニャ《宮廷(夫婦の間・北壁)》/Andrea Mantegna, Camera degli Sposi, north wall / Photo: Sailko, 30 December 2017 / CC BY 3.0
写真:Sailko(2017年)、CC BY 3.0。写真全体を保持して表示用に縮小しました。文化財制度の条件も別途確認し、無料で読める教育・作品解説として掲載しています。写真のCC条件と文化財制度上の用途の条件は別に適用されます。
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