1467–1471年頃
年齢不明

最後の審判

画家 ハンス・メムリンク →
The Last Judgment / グダニスク国立美術館(ポーランド)
中央上部にキリストが座り、その下で大天使だいてんしミカエルが人々の魂を秤にかける。

何が描かれているか

中央上部にキリストが座り、その下で大天使ミカエルが人々の魂を秤にかける。左の扉では救われた人々が天上の門へ進み、右の扉では別の人々が暗い炎の中へ落ちていく。三枚を一度に見ると、中央の秤を境に二つの行き先が分かれる構成が分かる。細部には小さな人物が多いので、まずミカエルの金色の鎧と秤を目印にすると読みやすい。

作品の見どころ

左右の色は大きく違う。救済の側は明るい階段と建築が続き、地獄の側は体が折り重なる暗い空間になる。中央では虹の上のキリストと地上のミカエルを縦に結び、巨大な主題に見る順序を与えた。扉を閉じることもできる祭壇画さいだんがだったため、開いた時には三枚の差がいっそう強く感じられただろう。大勢の人を描いても、中心は一人ひとりの審判にある。

制作背景

この祭壇画はフィレンツェの商人アンジェロ・ターニのために制作された。グダニスクの聖マリア大聖堂の解説によれば、イタリアへ運ばれる途中の1473年に船が奪われ、グダニスクへもたらされた。現在はグダニスク国立美術館に所蔵される。制作年代には幅があり、ここでは1467〜71年頃とする。注文主と予定された行き先を知ると、ブルッヘで作られた絵が北海を越えた経緯けいいも見えてくる。

作品情報

材質・技法
板に油彩ゆさい
所蔵
グダニスク国立美術館(ポーランド)

出典・画像について

出典:作品・所蔵館資料(2026-09-28 確認)
画像:Hans Memling《最後の審判》/Wikimedia Commons
画像の出典 / Public Domain Mark / Wikimedia Commons(画像情報:2026-09-28 確認)
画像: Wikimedia Commons。Public Domain Mark / Wikimedia Commons。背景除去・その他の改変なし。
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