1874年頃
60歳頃

積みわら、秋

画家 ジャン=フランソワ・ミレー
Haystacks: Autumn / メトロポリタン美術館
巨大な積みわらと小さな働く人々を対比した晩年作。秋の風景を、収穫の豊かさと労働の規模が同居する画面へ変えた。

何が描かれているか

収穫後の畑に巨大な積みわらが並び、手前と遠景で人々が働く。
低い地平線の上に雲の重い空が広がる。積みわらは画面中央から奥へ大小を変えながら並び、その間を小さな人々や荷車が動く。手前の広い地面には刈り跡が残り、収穫が一度の動作ではなく続く仕事だと分かる。

作品の見どころ

積みわらを建物のような大きな量として置き、人間を小さく見せる。
褐色かっしょくの地面と灰色の空の間で、積みわらの明るい面が季節の光を受ける。最も大きな積みわらの斜面には淡い光が当たり、反対側は空と同じ灰褐色へ沈む。人物より積みわらと雲の量を大きくすることで、秋の畑を人間の尺度を超えた広がりで見せる。

制作背景

1874年頃の晩年作で、四季の連作れんさくのうち秋にあたる構想と関係する。
現在はメトロポリタン美術館所蔵。同館はOpen Accessで作品画像を公開している。晩年の作品で、四季を扱う計画の『秋』と結びつけられる。完成した一場面だけでなく、積み上げ、運搬し、次の季節へ備える時間を含む風景として見ると流れがつかみやすい。

作品情報

材質・技法
カンヴァスに油彩ゆさい
所蔵
メトロポリタン美術館
目録番号
60.71.12

出典・画像について

出典:メトロポリタン美術館 作品記録2026-09-12 確認)
画像:Jean-François Millet積みわら、秋》/積みわら、秋 — Jean-François Millet / The Metropolitan Museum of Art Open Access
画像の出典 / CC0 1.0(画像情報:2026-09-12 確認)
CC0/Open Accessとして提供された画像です。
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