何が描かれているか
収穫後の畑に巨大な積みわらが並び、手前と遠景で人々が働く。
低い地平線の上に雲の重い空が広がる。積みわらは画面中央から奥へ大小を変えながら並び、その間を小さな人々や荷車が動く。手前の広い地面には刈り跡が残り、収穫が一度の動作ではなく続く仕事だと分かる。
作品の見どころ
積みわらを建物のような大きな量として置き、人間を小さく見せる。
褐色の地面と灰色の空の間で、積みわらの明るい面が季節の光を受ける。最も大きな積みわらの斜面には淡い光が当たり、反対側は空と同じ灰褐色へ沈む。人物より積みわらと雲の量を大きくすることで、秋の畑を人間の尺度を超えた広がりで見せる。
制作背景
1874年頃の晩年作で、四季の連作のうち秋にあたる構想と関係する。
現在はメトロポリタン美術館所蔵。同館はOpen Accessで作品画像を公開している。晩年の作品で、四季を扱う計画の『秋』と結びつけられる。完成した一場面だけでなく、積み上げ、運搬し、次の季節へ備える時間を含む風景として見ると流れがつかみやすい。