1918年
46歳頃

格子のコンポジション3――灰色の線の菱形

画家 ピート・モンドリアン
Composition with Grid 3: Lozenge with Gray Lines / デン・ハーグ美術館
自然の形を消し、均等な格子だけで画面全体に広がる秩序を試した。

何が描かれているか

正方形を斜めにした画面へ、細い灰色の垂直線と水平線が均等に交差する。
題名は《格子のコンポジション3――灰色の線の菱形》。形を一つずつ探すだけでなく、色の広がり、線の方向、空白の配分を追うと、画面がどの順序で見えるよう組み立てられたかが分かる。

作品の見どころ

自然の形を消し、均等な格子だけで画面全体に広がる秩序を試した。
近くでは筆触や色面の境界を、少し離れてからは全体の重心を見るとよい。写実から離れた部分も省略ではなく、視線の速度や強弱を調整する積極的な選択として働く。視線を往復させると、形の反復と差がより明確になる。

制作背景

1918年の作品。デン・ハーグ美術館の記録を基準に、技法は「油彩ゆさい、カンヴァス」として整理した。制作年に幅がある場合は、所蔵先の表記を保ち、単年へ決めつけていない。
原題は「Composition with Grid 3: Lozenge with Gray Lines」。後の様式名だけで説明を終えず、この時点で画家が何を残し、何を変えたかに注目する。作品から直接読めない心理や象徴は断定していない。

作品情報

材質・技法
油彩、カンヴァス
所蔵
デン・ハーグ美術館
位置づけ
自然の形を消し、均等な格子だけで画面全体に広がる秩序を試した。

出典・画像について

画像:Piet Mondrian格子のコンポジション3――灰色の線の菱形》/格子のコンポジション3――灰色の線の菱形 — Piet Mondrian / Wikimedia Commons
画像の出典 / Public Domain Mark(画像情報:2026-09-15 確認)
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