1930年
57〜58歳頃

赤、青、黄のコンポジション(1930年)

画家 ピート・モンドリアン →
Composition with Red, Blue and Yellow / チューリヒ美術館
大きな赤と小さな青・黄を、黒線と白い余白が非対称につり合わせている。

何が描かれているか

正方形の画面の右上を大きな赤い面が占め、左下には青、右下には小さな黄色が置かれる。その間を太い黒い水平線と垂直線が区切り、白い領域が色の面をつないでいる。左右や上下を同じ大きさに分ける構図こうずではなく、一つの色が画面の広い部分を占めることが、全体の印象を強く決めている。

作品の見どころ

大きな赤から青、そして小さな黄色へ目を動かすと、面積の違いと色の強さが同時に働く様子が分かる。白は何も描かれていない残りではなく、色どうしの間隔や重心を調整する領域として見られる。黒線の位置や太さにも注目すると、単純な四角の集まりに見えていた画面に、いくつもの釣り合いがあることに気付く。定規で均等に割っただけの模様とは異なる。

制作背景

1930年の油彩ゆさい画で、建築家アルフレート・ロートの依頼で描かれた。チューリヒ美術館の記録には、裏面にロートへの献辞と同年の日付がある。似た題名や構成の作品が複数あるため、この作品は同館の所蔵番号1987/0028で区別する。1921年の《大きな赤の色面、黄、黒、灰、青のコンポジション》と比べると、色数や面の配置の違いを具体的に追える。

作品情報

材質・技法
油彩、カンヴァス
所蔵・寄託
チューリヒ美術館
目録番号
1987/0028(総目録 B217)

出典・画像について

出典:チューリヒ美術館 公式作品記録(2026-09-28 確認)
画像:ピート・モンドリアン《赤、青、黄のコンポジション(1930年)》/Commons掲載の忠実な複製(撮影者の記載なし)
画像の出典 / Public Domain(地域条件あり) / 画像の出典・条件(画像情報:2026-09-28 確認)
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