1880年代後半
20代後半頃

パリの室内で描く自画像

画家 アルフォンス・ミュシャ →
Self-portrait, sketching in his apartment, Paris / ミュシャ・トラスト・コレクション
画家が室内に座り、手元の紙に向かっています。そばには赤い衣の女性が座り、背後の窓から光が入っています。

何が描かれているか

画家が室内に座り、手元の紙に向かっています。そばには赤い衣の女性が座り、背後の窓から光が入っています。これは、ミュシャがパリの自室で描いた自画像です。
椅子、机、窓、壁の絵まで一緒に描いています。顔へ目を移した後、手元と身のまわりの物をたどると、肖像と室内の風景が重なっていることが分かります。

作品の見どころ

体をどちらへ向け、目をどこへ置いているかを見てください。こちらに整った姿を示す肖像と比べると、描く動作の途中にある身体が主役になっています。
輪郭りんかくを一つずつ飾る後年の石版画はんがと、油絵の具による明暗のつながりを比べる入口にもなります。同じ画家でも、人物を置く場所や見る距離によって印象が変わります。

制作背景

財団の目録では、制作時期を一八八〇年代後半としています。細かい年を一つに確定した作品ではありません。材質はカンヴァスに油彩ゆさいで、縦四十六、横六十一センチです。
《ジスモンダ》のポスターより前の仕事として見ると、広告画家として広く知られる以前にも、自分の姿と身近な室内を描いていたことを確認できます。

作品情報

材質・技法
油彩・カンヴァス

出典・画像について

出典:ミュシャ財団 作品記録(2026-10-01 確認)
画像:Alphonse Mucha《パリの室内で描く自画像》/Alphonse Mucha; Wikimedia Commons 忠実な平面複製
画像の出典 / PDM(画像情報:2026-10-01 確認)
Commonsの忠実な平面複製のPDM表示を採用。複製画像の扱いには法域差があり、ミュシャ財団の配布画像には別のライセンス案内があります。
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この画家について本で読む

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