二人がサイコロ遊びに集中する横で、もう一人はパンを食べています。同じ場所にいる子どもでも、目を向ける先と、今いちばん大事なものが違います。
何が描かれているか
地面に座った二人の少年が、サイコロを使って遊んでいます。そのそばでは、立った少年がパンを食べています。全員が同じことをせず、遊ぶ人と食べる人が、同じ空間で別々の時間を過ごしています。
作品の見どころ
顔より先に、地面へ伸びる手や、握ったままの手を追ってみてください。所蔵館は、少年が余分なサイコロを隠している可能性にも触れています。ただし、ずるをしていると決めつけず、見えない手の中身を想像させる描き方として楽しめます。
制作背景
1675〜80年頃の作品です。初期の《ブドウとメロンを食べる少年たち》から約三十年を経ても、子どもが食べ、遊ぶ姿への関心は続いていました。身近な動作に、目の届かない企みがあるかもしれないところまで描いています。
出典・画像について
画像:Bartolomé Esteban Murillo《サイコロ遊びをする少年たち》/サイコロ遊びをする少年たち — Bartolomé Esteban Murillo; Bartolomé Esteban Murillo / Wikimedia Commons / Public Domain Mark 1.0
採用した配布画像を比例縮小して使用。拡大や色補正はしていません。
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