子どもが小鳥を持ち、足元の犬がそれを見上げています。聖家族の絵なのに、最初に目を引くのは、家で子どもと遊ぶようなやり取りです。
何が描かれているか
幼いイエスが小鳥を持ち、白い犬に見せるように手を伸ばしています。ヨセフは子どもの体を支え、マリアは左側から見守っています。後光や大きな身振りよりも、三人の距離の近さが目に入る聖家族です。
作品の見どころ
子どもと犬の間に、小さな遊びが生まれています。ヨセフの手や、こちらへ向いた犬の体をたどると、見る人もその輪へ近づくようです。マリアのそばの道具や籠は、この家族が日々の仕事のある家で暮らしていることを感じさせます。
制作背景
プラド美術館所蔵の1650年頃の作品で、2018年には国立西洋美術館のプラド美術館展でも紹介されました。ムリーリョが聖なる人物を、親しみのある家族の姿で描く方法を知るための、大切な一枚です。
出典・画像について
画像:Bartolomé Esteban Murillo《小鳥のいる聖家族》/小鳥のいる聖家族 — Bartolomé Esteban Murillo; Bartolomé Esteban Murillo / Wikimedia Commons / Public Domain Mark 1.0
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